カテゴリー │茶道具解説

瓢昨日の炭道具の話に出てきた瓢(ふくべ)の炭斗です。

大きな瓢箪を切り取ったもので、自然の物なので形も様々です。


口切りや開炉の時に用います。

この時には、瓢(ふくべ)・織部(おりべ)・伊部(いんべ)と『べ』のつくものが好まれると言われてます。

※口切り・・11月初めに茶壷の口の封印を切ること。それまでこの壷は、冷暗所に保存されこの口切りによって詰めてある茶を取り出し、石臼で引いて客に御出しします。
※開炉・・・11月から風炉から炉に変わるため、11月上の亥の日に炉を開くことを言います。開炉は茶人の正月とも言われ、改まった心がけで炉壇を塗り替え、畳等も張り替えて準備をし、亥の子餅で御祝いしたりします。

亥は、陰陽五行で「水」になるため、火を扱う炉に対するためだと言われてます。
ちょっとした、おまじないみたいなものでしょうか。
茶道には、こういった陰陽五行が多く取り入れられてます。この話は、また後日・・。


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この記事へのコメント
いつも詳しい解説があるので知識として身につきます。本を開いて読むことがなかなかできなくて(^^;)毎日楽しみにしてます。
Posted by ハム好き at 2006年10月27日 21:40
ハム好きさん、こんにちは!
ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
簡単な説明な為、違っていたら言ってくださいね。m(u_u)m
Posted by ポン太 at 2006年10月28日 11:58
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    コメント(2)