茶入

カテゴリー │茶道具解説

茶入茶入です。
ちゃいれと読みます。

これは、抹茶を入れて使用する陶製の小壷です。

中に入れる抹茶は、濃茶を入れます。

濃茶は、普通の抹茶(薄茶)を泡を立ててシャカシャカ点てるのに対して、泡を立てずに練るって感じに点てます。

だから、ドロドロです。

ですので、苦手っていう人もいますけど、濃茶は上質の抹茶を使いますので本当は美味しいんです。
それに、抹茶の本来の味を楽しめるんですよ。


茶入は通常、象牙の蓋をして仕覆を着せて用います。

唐物・和物・島物に分けられ、形状には、肩衝(かたつき)・茄子(なす)・文琳(ぶんりん)・丸壺(まるつぼ)などいろいろあります。
茶入
唐物(からもの):中国から伝来した物

和物(わもの):日本で製造された物

島物(しまもの):唐物(中国)・高麗物(朝鮮)以外の舶戴品で産地不明の物、あるいは南海地方で焼かれた物



戦国時代は、この小さな茶入が一国一城に値するほどの「褒美」だったなんて、驚き!
土地の方がいいよね〜icon02


写真の物は、肩衝 古瀬戸茶入 仕覆「雨龍間道」笹田有祥作


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